Carrara 5の新機能
Carrara 5.1: 大幅な改良により、Carraraの強力なアニメーション、モデリング、レンダリング機能を、さらに進歩させました。
機能強化が行われたCarrara 5は、プロ3DCGソフトウェアをお手頃な価格で提供するという、Eoviaの使命を果たすに十分なものです。
Carrara 5の採用は、プロフェッショナルCGクリエイターの感覚を刺激し、創造性をさらに高め業界の競争力を維持できます。
3DCGを始めたばかりの方は使い勝手の良さ、またそれにより得られる信じられないほどの結果を、きっと実感できることでしょう。
マテリアル、シェーダーとレンダリング

環境閉塞(アンビエントオクルージョン)
アンビエントオクルージョンは、映画などでグローバルイルミネーションをシミュレートするために使われてきたテクニックです。 近接した物体の配置に応じてオブジェクトが受ける環境光の量をコントロールし、グローバルイルミネーションに似た非常にソフトな照明効果を比較的短いレンダリング時間で作り出します。

半透明
新しく追加されたマテリアルのチャンネルです。このシェーダーを適用したオブジェクトの表面は、光を散乱させて透過させます。この機能を使うと、木の葉、草、花びらを本物のように表現したり、より精緻な紙のシェーダーを作成したりできます。
サブサーフェイススキャッタリング
サブサーフェイススキャッタリングは、オブジェクトの内部で散乱し、表面から柔らかく漏れてくる光です。これは、リアルな 肌、大理石、乳液、花びらなどを作るのに欠かせない機能です。以前に増して画像がよりリアルに見えます。

マイクロディスプレイスメント
またはディスプレイスメントマッピング
ディスプレイスメントマッピングは、シェーディング機能(テクスチャマップまたはプロシージャルシェーダー)を使用してオブジェクトの表面を変形させます。 凹凸の変化をシミュ レートするのにサーフェイスのライティングを変化させるだけのバンプマッピングに対して、ディスプレイスメントは実際のジオメトリを作成します。 この方法では、影は正しく描 かれ、オブジェクトのエッジも変形します。ZBrushとの互換性を向上させるため、16bitテクスチャの読み込みが可能になり、ZBrushでディスプレイスメントマッピングされたオブジェクトをCarrara 5に読み込むことが容易になりました。
フレネル効果
Carrara 5ではフレネル効果を取り込むことにより、表面の反射をリアルに作ることが可能になりました。ガラスのような透明な材質では、反射や透明度は見る角度に左右されます。 例えば、窓に正対しているとすると、 多くの光は透過して、ほとんど反射は見られません。 しかし、角度が浅くなると、そのガラスはとても反射性が高くなります。 これがフレネル効果です。 この機能は、ガラスなどの材質や、海面や湖面などの水面を作成するのに便利です。
異方性ライティング
Carraraのデフォルトのライティングモデルは、あらゆる方向に等しく光を拡散する材質に適合化されています。しかし、すべての材質が光を均一に散乱するわけではありません(例えばCDの表面がそれです)。新しい異方性ライティングモデル は、そういった材質をより正確にシミュレートすることができます。
フライスルーアニメーションの最適化
グローバルイルミネーションのアニメーションは非常に困難で、時間がかかります。 また、多 少のチラつきが発生する傾向にあります。Carrara 5.1で最適化されたフライスルーアニメーションでは、シーン内をカメラが動くときに全体の照明効果をフレームごとに再計算しなくてもよいように設計されています。 これによって、 レンダリング時間が(約5倍程度かそれ以上)短縮され、チラつきもなくなります。 ビルや景観内を縫ってカメラが動くような場合には、とても便利な機能です。

マテリアルエディタの改善
マテリアルエディタの使い勝手が大幅に改善され、複雑な材質を簡単かつ素早く作ることができます。 シェーディングツリーの各階層にプレビューが追加されたので、各階層での編集による効果を確認することができます。

ライトが照らすオブジェクトと除外するオブジェクトのリスト
この機能によって、どのライトがどのオブジェクトに影響するかを決定し、3Dシーンの複雑な照明を簡単に構築できるようになりました。ライトの特殊効果も、数回のクリックのみで作成できます。

照射マップの保存と読み込み(PROのみ)
グローバルイルミネーションやアンビエントオクルージョンで得られた照明の結果を保存し、何度でも再利用することができます。この機能を使うと、レンダリングするたびに照明の結果を再計算しなくても、複数の視点からのレンダリングが行えます。

透明体を透過するボリュームライト(円錐)
ボリュームライト(円錐)は、透明なサーフェイスやボリューメトリックオブジェクト(雲や霧など)と完全に影響しあいます。

平行光源のレンズフレア
平行光源(太陽光など)にレンズフレアを追加できます。
テクスチャの一時保管
メモリに収まりきならいような高解像度テクスチャのレンダリングや画像を作成できます。ディスクに十分な空き容量があればテクスチャはレンダリングされます。
自然

雲オブジェクト
Carraraの空の物理シミュレーションに加えて、大気の照明をリアルに拡散させるヴォリューメトリックな3Dの雲をシーンに加えることができます。 形状と外見を調整することができ、3Dシーンに配置して、アニメーションすることもできます。

樹木エディタの改善
新しい樹木エディタでは複雑な木の作成プロセスを幹、枝、葉、葉に分割して作成できます。風によって枝が揺れる様子をアニメーションでシミュレーションできるようになりました。
アニメーション

新しいパーティクルジェネレータ
新しいパーティクルジェネレータによって、流体やヴォリューメトリックな効果を作成することができます。 新しいレンダリングオプション として、三角形と球体に加え、スプラッツ(ビューの方向を向く四角形)またはメタボールを使用するためのオプションが加えられました。 パーティクルは、シーン内の別のオブジェクトや物理的な力とリアルに影響し合います。 エディターは、美しいエフェクトを簡単に作成できるように、完全に設計し直されました。パーティクルはオブジェクトの表面から直接発生させることができます。 シーン内のオブジェクトをパーティクルのインスタンスとして、蜂の大群、落ち葉、鳥の群れなどを作成することができます。

ジョイントの向きを変更
スケルトン内でジョイントの方向を制御することが可能になり、ジョイントに対して、より良い制限を設定することができます。 さらにその設定を簡単にするために、ボーンを作成した場合は自動的に方向制御が働きます。

スキニング ‐ ウェイトマップペインティング
キャラクターの表面にウェイトを直接ペイントします。 このシンプルなツールによって、ボーンが表面の変形に与える影響を素早く編集することができます。

スキンオブジェクトのバウンディングボックス表示
スキンオブジェクトをバウンディングボックスで表示することにより、アニメーションの向上およびメッシュなどを素早く操作できます。

グラフエディター(PROのみ)
新しいグラフエディターにより、パラメータのアニメーションと同様、オブジェクトのモーションカーブに直接アクセスすることにより、アニメーションを正確に制御することができます。 Carrara 5では、プロフェッショナル並みの品質のアニメーションを作ることが、これまで以上に簡単になっています。
アセンブル

リプリケーター
グリッド、弧、円などに沿って、オブジェクトを素早く複製することができます。

サーフェイス・リプリケーター
オブジェクトの表面にオブジェクトを分布することができます。サーフェイス・リプリケーターにより、数秒で地形上に森を作成することができます。 新しいサーフェイス・リプリケーターでは、オブジェクトの分布を完全に制御することができるので、分布するオブジェクトをオブジェクトの表面に正確に配置することができます。また、雲オブジェクトや炎などのオブジェクトを複製することもできるようになりました。

アセンブルルームの汎用マニピュレーター
ツールを変更せずにオブジェクトを移動、回転または拡大/縮小できるので、作業が劇的に速くなります。
ポリゴンモデリング

ポリゴンモデリング
ポリゴンモデラーは、3Dモデリングソフトウエア、DAZ Hexagonのテクノロジーを使って、大きく改良されました。 いくつか新しいツールが追加されました。

新しい選択ツール
ペイント、ラッソ、ループ、リング、中間、反転、縮小、拡大といった選択ツールにより、複雑に入り組んだ形状の頂点、辺、面でも素早く選択することができます。

ソフト選択
径内の選択された頂点をすべて操作することができます。ソフト選択により、同時に複数の頂点を、選択しているものからの距離に応じて動かすことができます。

新しい3Dマニュピレータ
新しい3Dマニュピレータはオブジェクトの移動、回転および拡大/縮小を素早く精密に行うことができます。ユニバーサル操作でこの3つのツールを統合することによって、これらの操作をさらに速く実行することができます。

スムージング(サブディビジョンサーフェイス)
サブディビジョンサーフェイスが大幅に最適化されました(最大7倍の高速化)。モデリング時とレンダリング時の精度をそれぞれ設定できるので、モデリングを素早く行い、レンダリング時に最適な精度に設定することができます。さらに、サーフェイス上で直接モデリングすることもできます。

新しいツール
2D曲線ツール:ポリライン、曲線、補間曲線、円(3種類)、円弧(3種類)があります。
ブール演算:Carrara 5.1には新しいブール演算ツールが搭載されています。 今までよりも強力になり、オプションも追加されています。
カットツール:どのようなサーフェイスも一本のラインでカットすることができます。
ベベルツール:オブジェクトに丸みのあるエッジを与えます。
エッジツール(Pro version only):周囲へ 引き出す、隣接辺に沿って引き出す、 隣接辺に 沿って移動。
サーフェイスツール(Proのみ):ルールドサーフェイス、ダブルスイープサーフェイス、クーンズサーフェイス、ゴードンサーフェイス
全般

インターフェイスの改善
ユーザーインターフェイスが完全に見直されたことで、作業効率が向上し作業領域も広くなりました。 ツールバーは収納できるようになり、ウインドウが広く使えるようになったことで、クリエイティブな作業に集中することができます。

ブラウザ/ウィザードの改善
ブラウザとプリセットウィザードが統合されたことで、アプリケーション内のどこからでもプリセットにアクセスすることができます。新しい表示モードが追加されているので、3Dコンテンツを素早く見ることができます。

新しいプリセット
いくつもの新しいプリセット が追加されたことで、作品作りを素早く始めることができます。新しいプリセットが最新版に追加されています。

特別コンテンツ ― DAZモデル
無料でバンドルされているモデルを、Carrara内蔵のPoserインポーターあるいはTransPoser 2プラグイン(Carrara 5.1 Proに付属)で読み込み、作品の制作にとりかかってみましょう。

キーボードショートカットのカスタマイズ
作業効率の向上のために、すべてのキーボードショートカットをカスタマイズすることができます。

3ボタンマウスによるカメラ操作
3ボタンマウスを使用することで、簡単かつ効果的に、画面上でカメラを素早く操作することができます。

新しいOpenGLレンダリング
3Dはスピードがすべてでこの新しいOpenGLレンダリングエンジンにより、大きい画面でも軽快に操作することができます。 新しいライトマップと反射がサポートされたことにより、表示品質が向上しています。

複数オブジェクトのスムージング
Carrara 5.1では、オブジェクトをスムース化するためにアセンブリルームからモデルルームへ切り替える必要がなくなりました。1つまたは複数選択されたオブジェクトのジオメトリやエッジのスムース化/アンスムース化の時間を短縮できます。
アップデート通知
アップデータが入手可能な場合は即座に通知され、ただちにダウンロードできます。

コツとヒント
起動時にウインドウが立ち上がり、そこには作業効率の向上や作業の最適化などCarrara 5.1のコツとヒントが表示されます。
インポート / エクスポート
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PoserネイティブインポートがPoser 6に対応
Carrara 5では、Poserのキャラクタをネイティブにインポートすることができます。ボーン、モーフターゲット、スキニング情報、クロス(ダイナミッククロスではありません)、小道具にも完全に対応しています。 Poserフィギュアが読み込まれるときにCarraraのボーンとモーフターゲットが設定されるので、Poserに戻らずに、Carrara内で直接それらをアニメーションすることができます。キャラクタを読み込んで、クロス、モーフターゲット、そのほかのヘアー小道具を追加することができます。この読み込みには、Poserは必要ありません。したがって、Carrara 5でPoser コンテンツ(DAZなどで入手したもの)をそのまま使用することができます。 以下の形式 をサポートしています:CR2、CRZ、PP2、 PPZ、PZ3 OBZ、PZZ。アニメーションも読み込むことができます。
注意:ダイナミッククロスおよ びダイナミックヘアを読み込む場合には、DAZのTransPoser 2プラグインが必要です。

DAZ Transporter 2にPoser 6 のサポート(PROのみ)
Carrara 5.1 (PROのみ)に含まれているDAZ TransPoserのプラグインがバージョン2になりました。TransPoser 2はネットワークレンダリング、ダイナミッククロス、髪、アップデートボタンに加えてPoser 6をすべてサポートします。

FBX (Pro のみ)
FBXエクスポータ:すべてのオブジェクトのジオメトリをFBX形式に書き出すことがでるので、それらにMotionBuilderでアニメーションをつけて、Carrara 5.1 Proに再度読み込むことができます。
FBX 6対応: バージョン6のFBXの書き出し/読み込みができるようになりました。

RPFエクスポータ(Pro のみ)
RFエクスポータにより、ムービーに3D情報(深度バッファ、フラグメント範囲と色、オブジェクトID、テクスチャ座標、速度)を付加することができるので、業務用の合成ソフト(Adobe After EffectsやAutodesk Combustionなど)を使用して、3D画像やムービーを調整することができます。

Adobe After Effectsカメラエクスポータ (Pro のみ)
Adobe After Effects用のプラグイン(Windows版はバージョン5、6、6.5、 Mac OS X版はバージョン 6.5)により、 カメラのアニメーション、 光源、平面をAfter Effectsに読み込ませることができます。
マッチムーブとトラッキング(Pro のみ)
Carraraは、マッチムーブ情報(カメラポジションとカメラトラッカー)をMatchMover Pro and Syntheyesから 読み込むことができます。 これにより、3Dレンダリングを実写ビデオと同期させることができるので、簡単にムービーに視覚効果を加えることができます。


